オープニングセッション|HAPPY OKINAWA FESTA 2022

【開催レポート】オープニングセッション|HAPPY OKINAWA FESTA 2022

沖縄復帰50年|HAPPY OKINAWA FESTA 2022
5月13日(土)13:00 オープニングセッション

オープニングセッション|HAPPY OKINAWA FESTA 2022

東京・大阪・沖縄の三都市で沖縄復帰50年を記念して行われる『HAPPY OKINAWA FESTA 2022』。
東京は5月13日(金)・14日(土)・15日(日)の3日間、東京丸ビル マルキューブにて開催されました。
沖縄を代表する多彩な豪華ゲストが出演し、沖縄の魅力や未来を語るトークショーを展開しました。

開場の2時間前から並ぶファンの姿も見られ、長蛇の列を作りました。
詰めかけたのはおよそ300人。
2-4階が吹き抜けになっているマルキューブですが、そこにもズラリと観客が。

さらに、集まったテレビカメラは10台以上、メディアは50人以上にものぼり、会場は熱気と期待が高まりました。大勢の観客が集まる中、いよいよイベントがスタート!

オープニングセッション|HAPPY OKINAWA FESTA 2022

開会式

沖縄らしさいっぱいの、三線のBGMと共に登場したのは総合司会を務めるお笑い芸人、キャン×キャンのゆっきー氏。沖縄訛りの軽妙なトークで観客を和ませました。

50年前の沖縄が分かるエピソードを挟みながらイベントの紹介。
沖縄から本土に渡る際にはパスポートが必要だった、道路はアメリカと同様に右側通行だった、などを交えて観客にイベント趣旨を伝えます。

オープニングセッション|HAPPY OKINAWA FESTA 2022
ゆっきー(キャンキャン)
総合MC:ゆっきー(キャン×キャン)

続いて、HAPPY OKINAWA実行委員長、小川孔一が水色のかりゆしで登場。
母親が沖縄出身で自身も沖縄を愛していること、沖縄が幸福度1位の県であること、そして観光客にも幸せを感じてもらえる未来への意気込みなどを話し、イベントが行われる3日間への期待を語りました。

小川孔一
HAPPY OKINAWA 小川実行委員長
オープニングセッション|HAPPY OKINAWA FESTA 2022
日程の都合で欠席した玉城デニー知事に代わり 沖縄県 東京事務所長 平田正志氏 が玉城氏の祝辞を読みました。沖縄の本土復帰50周年を機に、沖縄を世界に誇る幸せの島へ、ということでイベントが開催される喜び、関係者への感謝の気持ちが述べられました。沖縄県では、今年度から10年間の沖縄振興の方向性と将来像などを示した総合計画である、新・沖縄21世紀ビジョン基本計画を策定するなど、沖縄の新たな成長に向けて様々な施策を展開しています。

また、NHKの連続ドラマ「ちむどんどん」や、5年に一度、世界各地の沖縄県系人が集まる 第7回世界のウチナーンチュ大会 の開催が予定されていることに触れ、沖縄の魅力を世界に伝える絶好の機会である旨に言及。このようなタイミングで、HAPPY OKINAWA FESTAが東京、大阪、沖縄で開催されることを通じて沖縄文化と魅力を県外に広め、芸能、物産を伝えることへ期待を示しました。

続いて、沖縄観光親善大使 ミス沖縄 クリーングリーングレイシャス 新垣佳菜江氏が登場。
最初の自己紹介では、うちなーぐちを披露し、続いて標準語で挨拶しました。

SNSやYouTubeで沖縄のPR活動をしていることや、沖縄本土復帰50周年に関連したイベントを通じて沖縄への理解と愛が深まったことをスピーチし、ミス沖縄、そしてうちなーんちゅの1人として今後の沖縄に貢献していくことへの意気込みで挨拶を締め括りました。

平田正志
沖縄県 東京事務所長 平田正志氏
新垣佳菜江
沖縄観光親善大使 ミス沖縄 新垣佳菜江氏
沖縄観光親善大使 ミス沖縄 新垣佳菜江氏

オープニングセッション

続いてのステージには、元プロボクサー 具志堅用高氏、女優 松田るか氏、俳優 西銘駿氏が登場。
まばゆいフラッシュと大きな拍手が3人のゲストを出迎えました。

オープニングセッション|HAPPY OKINAWA FESTA 2022

それぞれがHAPPY OKINAWA FESTAへの意気込みや、沖縄本土復帰50周年の印象を語ります。

オープニングセッション|HAPPY OKINAWA FESTA 2022

西銘氏:(リアル開催となるイベントは)緊張しますが、沖縄の魅力をたくさん語れたらと思います。24歳で復帰50周年については、そんなに経つんだという印象ですが先輩もいらっしゃるので頑張ります。

松田氏:実際に(復帰を)経験したわけではないのでピンとはこないのですが、教科書に載っていたり映像資料で見たりして触れていました。また、今は50年前の沖縄が舞台になっている朝ドラに出演しています。

具志堅氏:当時は17歳の高校2年生でした。すでにボクシングをやっていて、練習していたかな。県のインターハイで優勝して東京に出るんですよ。

西銘氏と松田氏は当時、沖縄の全国的な知名度を上げた具志堅氏への印象を語ります。

西銘氏:具志堅さんとは初めましてなのですが、お父さんが大ファンで小さい頃から防衛戦などを見ていて、今日お会い出来てとても嬉しいです。すごく優しくて楽屋でも沖縄トークをさせていただきました。母方の名前的に、もしかしたら親戚かもしれないです。

松田氏:以前お仕事でご一緒して、今後ご飯行こうね、と言っていたのですがその日連絡先などの交換もなくまだご飯に行っていません 。(笑)今日こそは呼んでもらえるように頑張ります。

松田るか
松田るか氏(女優)
西銘駿
西銘駿氏(俳優)

その後、50年前の本土復帰当時の話題に。
本土に行くにはパスポートが必要だったことや、ドルから円に変わった時のこと、7/30の道路交通事情が変わる通称「730」では具志堅氏がCMに出演していたことなど、復帰にまつわるエピソードを展開。外さない具志堅トークを披露しました。

また、現在公開中のドラマ「ちむどんどん」は、具志堅氏は「ちむどぅんどぅん」と発音し「どん」の発音に馴染みがないことを明かしつつ、出演予定のボクシングの撮影秘話についてエピソードを展開しました。
西銘氏は、自身に「ちむどんどん」出演のオファーが来ていないことについて、出演への意欲と熱意をメディアにアピールしました。

具志堅用高
具志堅用高氏(元プロボクサー ・タレント)

続いて、アメリカの名残についての話題に。
絆創膏はバンドエイド、セロファンテープはリバテープ、歯磨き粉はコリゲートなど、製品名で呼ぶ文化があることに触れ、知らない沖縄をPRするためクイズのコーナーがスタートしました。
具志堅氏が自由にヒントを出し、西銘氏と松田氏が回答するというルールです。
さらに、3問正解出来なければ観客への豪華賞品付きジャンケン大会が実施されないという罰ゲーム付き。プレッシャーがかかります。

オープニングセッション|HAPPY OKINAWA FESTA 2022

クイズでは知られざる沖縄が出題され、回答は難航。
具志堅氏がユーモアたっぷりのヒントで会場を沸かせ、西銘氏と松田氏をサポートしました。
そして、見事に3問正解!
観客へのジャンケン大会が行われることが決まり、3人は安堵しました。

トークセッションの締めくくりには、それぞれが感想をコメント。
西銘氏は、具志堅氏の熱心なファンであるという父へ自慢をする旨と、改めてドラマ「ちむどんどん」出演への意欲を語り、会場の笑いを誘いました。
松田氏は、自身も知らなかった沖縄の魅力があることに触れ、世界へ広まっていくことに期待を示しました。また、うちなーぐちなど地元の言葉や文化を守りながら次の世代に受け継いでいけたら、と未来への意欲を語りました。
具志堅氏は若い2人とのトークを通じ、本土復帰をした頃から沖縄が変わっていっていることや、経済や観光の分野での沖縄の発展について若い世代への期待を示しました。

オープニングセッション|HAPPY OKINAWA FESTA 2022

若い2人と、実際に本土復帰を体験した具志堅氏の貴重なトークセッションでした。

フォトセッション

続いて行われたフォトセッションには、オープニングセッションに出演する12名のゲストらがずらりと登壇しました。豪華ゲストが集まったステージには、たくさんのカメラが向けられました。

オープニングセッション|HAPPY OKINAWA FESTA 2022
(後列左から)ゆっきー氏/MAX:ナナ氏、リナ氏、ミーナ氏、レイナ氏/島袋寛子氏
(前列左から)西銘駿氏/松田るか氏/小川孔一氏/具志堅用高氏/平田正志氏/新垣佳菜江氏
オープニングセッション|HAPPY OKINAWA FESTA 2022
(後列左から)ゆっきー氏/MAX:ナナ氏、リナ氏、ミーナ氏、レイナ氏
(前列左から)西銘駿氏島袋寛子氏/具志堅用高氏/松田るか氏

質疑応答

そのまま質疑応答へと移り、集まったメディアから質問がありました。具志堅氏以外の方への質問で、具志堅氏は沖縄県民にとってどのような存在か、と問われると、その回答を具志堅氏本人が回答するシーンがあり会場からは笑いが起きました。

登壇者が、具志堅氏の成し遂げた功績や、沖縄への貢献について触れながら、実際に会った時の温かく楽しい人柄を敬意を込めて回答。
具志堅用高氏という存在が、沖縄にとって大きな存在であることを確認しました。

オープニングセッション|HAPPY OKINAWA FESTA 2022
オープニングセッション|HAPPY OKINAWA FESTA 2022

その後の質問でも、回答を通じて沖縄の素晴らしさが分かる質疑応答でした。
ウチナーンチュ12名の和やかなムードでフォトセッションと質疑応答は終了しました。

沖縄伝統芸能

続いては、沖縄伝統芸能・琉球舞踊が「琉球舞踊 重踊流 志扇美智の会」によって披露されました。

琉球舞踊 重踊流 志扇美智の会

ステージに登壇した3人は黒塗りの笠を持ち、紺色の、着物に似た伝統衣装を纏っていました。
シンプルなだけに息を合わせるのが難しい振り付けを見事に踊り切り、会場からは大きな拍手が送られました。

オープニングセッション2

次はトークセッションのセカンドパート。
登壇したのは、具志堅用高氏、MAX:ナナ氏、リナ氏、ミーナ氏、レイナ氏、島袋寛子氏、そして総合司会のゆっきー氏です。
沖縄出身でお馴染みのアーティスト・タレントの皆さんがあうんの呼吸でトークを展開しました。

まずは、それぞれがイベントへの意気込みや本土復帰50周年についてコメントしました。

MAX
MAX(左から:ナナ氏、リナ氏、ミーナ氏、レイナ氏)

レイナ氏:母に電話したところ、現在沖縄ではいろんなところで盛り上がっている、イベントもやっているし、皆お祝いをしているよ、と言っていました。このイベントも盛り上げます。

ミーナ氏:自分の歳を考えた時に、復帰して自分が5年で産まれてきたんだと思いました。そんなに遠い話ではなくて、子供ながら、当時の空気を感じていたんだろうと思います。

リナ氏:東京に来て沖縄ならではだなと気づいたことがたくさんあります。例えば歯磨き粉のことをコリゲートと言ったりなどです。

ナナ氏:やっぱり沖縄に住んでいる時は復帰後だったので、おじいおばあが沖縄を盛り上げてくれてからのことで、とっても楽しかった思い出しかないです。沖縄でよく売られていたガムなどのお菓子が東京にないことなどで、アメリカの名残を感じたことがあります。自分達がちょっと違う環境で過ごしていたのだということに気づきました。

島袋寛子
島袋寛子氏(歌手)
具志堅用高
具志堅用高氏

島袋氏:MAXさんは小さい頃にダンスを習っていたので、そんなに歳は離れていないのですが、先生だったので本当に緊張しています。
大人になって沖縄によく帰るようになって、当たり前だった景色などが「これはちょっと違うんだ」と思ったりすることがありますし、「じょうとんさ〜」という言葉を「いいね」という意味で使ったりします。

具志堅氏:みんな久しぶりだけど全然変わらないねぇ〜。(本土に復帰した)最初は、沖縄出身というだけで他の地域で生活することが大変ということはよくあったと聞いていました。

この後、具志堅氏が沖縄本土復帰後に世界チャンピオンになった際の逸話などを披露。
チャンピオンとして全国に「沖縄」を広めた具志堅氏の話を通じて、当時の日本の空気や沖縄県民の生活が垣間見えた一幕でした。

続いて始まった2チーム対抗のクイズコーナーでは、沖縄にまつわる内容が出題されました。
天然な回答が集まり、会場は大盛り上がり。

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オープニングセッション|HAPPY OKINAWA FESTA 2022

オープニングセッション|HAPPY OKINAWA FESTA 2022

最後に西銘氏も登壇し、豪華景品をかけたジャンケン大会を実施しました。
一等になった男性には沖縄県最大級規模のリゾートホテル「リザンシーパークホテル谷茶ベイ」の1泊2日の宿泊券がプレゼントされました。

オープニングセッションの最後に、それぞれの出演者がイベントの感想を語りました。

西銘氏:憧れの具志堅さんにもお会いすることが出来て、沖縄に帰りたいなって思いました。

オープニングセッション|HAPPY OKINAWA FESTA 2022

ナナ氏:沖縄の皆んなが集まると、こんなにも楽しい時間が過ごせるのかと思うくらい、楽しい会でした。
おじいおばあが残してくれた沖縄をどんどん盛り上げて、さらに楽しくてみんなが遊びに来たくなるようにしたいと思います。私たちも頑張ります。

ミーナ氏:楽しかった中でも、(クイズ大会で)ノグチゲラなど、初めて知る名前の鳥なんかもいて、楽しみながら勉強も出来ましたし、こういったイベントを通じて東京や全国の皆さんに沖縄の素晴らしさを伝えていけたらなと思いました。

リナ氏:こうして復帰50周年のイベントに関われて良かったですし、沖縄イズムを改めて皆さんに伝えていけたらなと思いました。

レイナ氏:今日は楽しかったですし、具志堅さんと一緒の仕事だったことを母に自慢したいと思います。私たち皆で、内地の方にも楽しんでいただけるように、沖縄を盛り上げていきたいと思います。

島袋氏:最高の時間でした。具志堅さんにお会いして、なかなか沖縄の親戚のおじいちゃんやおばあちゃんにしてもつらかったり大変だった思い出なんかは話さないし遠慮して聞かないのですが、今日このようにお話しが聞けてコミュニケーションを取っていくことが大切だと感じました。沖縄を平和で元気にしていきたいと思います。

具志堅氏:復帰50周年で、このように後輩達とお話しが出来てイベントが出来ることを嬉しく思います。さらに盛り上げていきたいのでよろしくお願いします。ありがとうございます。

続いて、MCのゆっきー氏によりジャンケン大会が行われ、オリオンビール、メガネ1番などの協賛企業からのプレゼントが贈られました。

オープニングセッション|HAPPY OKINAWA FESTA 2022
オープニングセッション|HAPPY OKINAWA FESTA 2022

会場からは大きな拍手が送られ、大盛況のうちにオープニングセッションが終了しました。

参加者の声

参加者の声

(20代 女性)
MAXや島袋氏のファン、祖母が沖縄出身で今日のイベントに参加しました。こうしたリアルイベントが開催されて、とっても楽しかったです。オリオンビールをもらいました。


(20代 女性)
開場の2時間以上前から待っていました。島袋さんのファンです。どきどき、ちむどんどんしました。沖縄の復帰50周年は知っていました。沖縄が大好きなので、色んなところでもっと沖縄を感じられる機会やイベントがあればいいなと思います。出身は関西なのですが、沖縄は故郷のように感じています。


(40代 女性)
沖縄物産展でジーマミー豆腐を買いました。上層階から見ていたのですが、クイズ大会などとっても楽しかったです。自分が生まれていない頃のお話しが聞けて、貴重な機会だなと思いました。


(30代 男性)
紅芋タルトや沖縄そば、サーターアンダギーなど定番のものを一通り買いました。松田るかさんのファンで、それがきっかけで沖縄に興味を持って、いつか行ってみたいと思います。沖縄本土復帰50周年も知っていました。イベントを通じて沖縄のことが知れて良かったです。具志堅さんの功績、苦労話が興味深かったです。楽しかったです。

沖縄に地縁がある方、タレントを通じて沖縄を知った方、など来場した理由は様々ですが、平日にも関わらず多くの方のご来場、誠にありがとうございました。

沖縄復帰50年|HAPPY OKINAWA FESTA 2022

沖縄復帰50年記念イベント|HAPPY OKINAWA FESTA 2022

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