Q1.復帰50年イベントに参加しての感想は?
沖縄のイベントにゲストとして呼んでもらえたのは嬉しいです。びっくりしました。たくさんお客様が来てくれて緊張しましたし、喋る隙がないくらいMCのゆっきーさんが面白くて、普通に自分もお客さんとして聞いちゃいました。相槌とか入れたかったんですけどね。(笑)
皆さん、マイクをどこにどうやって持つのかな?と思ったり、実はステージの上で色々勉強になりました。出演したメンバーが、よく知った仲だったので、やりやすかったです。
Q2.本土復帰50周年についてはどのように感じてらっしゃいますか?
小さい頃から、年に1回くらい学校の平和学習でガマや壕などを見学しに行って「こんなところに人が隠れて、生きていたんだ。」といったことをリアルに学んでいました。戦争があったという事実がなくなってはいけないという思いから小さい子供達に向けて実施されていたと思うのですが、そういったことをこれからもなくしたくない、という思いがあります。
Q3.ミラクルシティコザにも歴史的な流れが感じられる時代背景がありますが、そういったところに関われたことについては?
良いですね。うちの兄が監督をしていますけど、すごく良い作品を作ったな、後世に残ればなと思います。
Q4.これからの沖縄に期待することはなんですか?
観光という観点では、コロナ禍で外に出られなくなって、飲食や施設が難しい状況でしたが、マスクを取れるような世の中になったらもっともっと地元の人たちと一緒に飲んだりして、リフレッシュした観光地として盛り上がって欲しいと思います。
芸能に関しては、沖縄から出て東京に渡って役者や俳優を目指すというのはとてもハードルが高いと思うんですよ。海を渡ってやるっていうのは。
僕にとってはやりたいことだったので、就活せず、大学で理科の教員免許は取ったんですが、やりたいことのために重い腰を上げるというよりは、チャレンジしてきたイメージです。
23歳で上京したのですが、とても勉強になりました。沖縄の常識が、常識ではないことに気付いたりして、色んな人に会って人間としても成長しました。なので、ハードルをこえて活躍してくれる人が増えてくれるといいなと思います。
Q5.沖縄に帰った時に、変化に気付くことはありますか?
仕事で1-2年に1回くらい帰るんですが、大きな商業施設が出来て驚いたりすることがありますし、変化していることで嬉しかったり悲しかったりです。
相変わらず、東京で空を見上げないなぁと気付くことがあります。ビルなどが低くて、空がパッと開けるじゃないですか。
それで「夜空が綺麗」とか、自然を感じます。上を見上げる機会が多くなると思います。
Q6.帰ったら絶対行く場所ややることはありますか?
砂辺にある浜屋そばです。週3くらいで行きます。キンタコ(「キングタコス」)を食べるか、浜屋そばに行くかばっかりしています。(笑)
浜屋では、ゆしどうふそばか、はまやそば大を頼みます。ゆしどうふそばは、はまやそばより代金が安いんですけど上に豆腐が乗っていてお得感があります。おすすめです!
Q7.沖縄の魅力をPRお願いします。
沖縄出身で上京している人に結構多いと思いますし、きっと皆さん共通していると思うのですが、僕としては、40代、50代になった時にいずれは沖縄に戻ろうと思っています。仕事する上では東京でバリバリやって、と考えているんですが、永住するとなると沖縄だと感じています。全ての魅力が詰まっているというか、心に余裕ができるというか、そこにしかないものがあって。老後は沖縄に、と考えています。ゆっくり歩くのが一番良いんですよ。
今日も兄にエスカレーターは右を歩かないでゆっくりで良いよ、と言いながらきましたけど。(笑)
若い頃は仕事して、その後沖縄でゆっくりするのが理想です。
Q8.さまざまな歴史がある中で、沖縄の方っていつでもポジティブではないですか?
なんくるないさーという言葉がありますが、僕も比較的前向きな性格で、辛い時でもとりあえず楽しい楽しいというマインドです。
そういう方が多いのが沖縄の魅力の1つになっていますね。
PROFILE
俳優
1991年7月17日生まれ。沖縄市出身。東京都在住。
23歳で上京し、現在は俳優事務所ハイイロ(俳色)に所属。沖縄の戦隊モノ『闘牛戦士ワイドー、闘牛戦士ワイドー2、オキナワンヒーローズ』では主人公の相棒である天願ガイ役を務める。
映画、テレビCM、ドラマ、舞台など多方面で活動中。最新出演映画『ミラクルシティコザ』では源五郎役を務める。監督の平一紘は実の兄である。